ニュースレター(10)[坂路接骨院]

姿勢は大切 その2     似顔絵(孝夫).jpg

 今回も引き続き姿勢のお話をします。
 前回は尾骨を圧迫すると下肢の血流が悪くなり、血の塊(血栓)ができ、それが肺や心臓に飛び、大変な病気になることをお伝えしました。足投げ出し座りイラストこの尾骨を圧迫する姿勢は日常生活で多く見受けられます。
 まず初めですが、皆さんは床やじゅうたんの上で足を投げ出して座ってはいませんか。この「足投げ出し座り」も尾骨を圧迫します。体育座りイラストまた、小学生が体育館に集合した時によく見受けるのが、「体育座り」です。これも疲れてきて体重が後方に傾きますと尾骨を圧迫します。小学生から中学生などの成長期には脊椎の側湾症の引き金にもなります。気をつけましょう。
 次に私もよくやってしまうのですが、「あぐら座り」です。あぐら座りイラストこれは長時間やっていますと、骨盤が左右に広がり、仙腸関節にひずみを発生しやすくなります。さらに「足組み座り」です。足組みイラスト足の長い外国の女優さんなどは見た目大変かっこがいいですが、これも骨盤がねじれ、骨盤を左右に広げ、仙腸関節に悪影響を与えます。これを直すには自分が組みやすい足とは逆の足を組んで1ヶ月を過ごし、それ以降は組まないことです。でも習慣なので難しいですね。自分の健康には決して良くありませんので気をつけましょう。
 次によく家庭の居間で見かけるのが、「肘枕による横寝」です。私も一時やっていたことがありました。肘枕イラスト
この姿勢も長い期間やっていますと、背骨の変形を助長してしまいます。テレビの位置を変えてみるとか、横寝できるスペースをなくすなどの工夫が必要ですね。
 そして最後に「高枕」です。江戸時代の箱枕は有名です。これは日本髪や武士の髷(まげ)を崩さないようにするための必需品だったのかも知れませんが、高枕イラストそれらの髪型が存在しない現代では高枕は不要です。高い枕を使用すると、頸椎が前に押し出され、頸椎本来の前に凸となっている生理的湾曲を失う恐れがあります。枕は結構低くても大丈夫です。自分で適正な枕の高さを確認してください。


腕振り運動説明似顔絵(孝夫).jpg


似顔絵(とも恵).jpg


似顔絵(憲).jpg

*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。練馬区で小中高を過ごし、山梨大学にて精密工学を学ぶ。卒業後、日本製鋼所に入社。8年間半北海道室蘭にて石油精製所の脱硫塔の設計に従事。父の接骨院を継ぐため退職して現在にいたる。
資格:柔道整復師 診療放射線技師(厚生労働大臣免許)
趣味:散歩、脳内旅行(行きたい所をよく調べ、行ける日までイメージトレーニング)

治療案内
ごあいさつ
スタッフ紹介
Q&A
初診の方へ
院内案内
アクセス・診療時間
ニュースレター

ニュースレター

鍼灸院ご案内はこちら

坂路鍼灸接骨院トップページ

アクセスカウンター
カラコン ブラウンアクセサリーアニメDVD通販旅とも