ニュースレター(8)[坂路接骨院]

自律神経の働きって すごい 似顔絵(孝夫).jpg

 皆さんこんにちは。30分を超えて40分ぐらいの歩行の大切さを以前お話ししました。30分を超えると仮に蓄えたエネルギーが無くなり、体が中からエネルギーを作り出す活動を始めるというお話です。
 これは実は自律神経の働きです。私たちが寝ている時も呼吸や心臓は止まらずに動き続けます。自分が意識しなくても働く神経ですね。ご存知の方も多いでしょう。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経が働くと体は活動的になります。戦闘状態を想像すればわかります。敵を見つけるために瞳孔は開き、動きを確保するため心拍数は増えていきます。戦闘中に便意をもよおさないように消化器の働きは低下します。副交感神経はこの逆でリラックスした状態を作り、寝る体制を想像していただければよいでしょう。 

交感神経、副交感神経活性度の図 活動的な日中は交感神経が体を支配し、リラックスする夜には副交感神経が支配し、それぞれ交互に体を支配して体の機能を維持している、と学校では習いました。しかし、最近の研究で次のことが判明しました。体がもっとも良い状態で機能するのは実は交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態である、というのです。ですからこの2つの神経の活動度が極端に違いがあるときは体はうまく働かないということです。
 交感神経の活動レベルが異常に高く、副交感神経の活動レベルが極端に低い時は人は病気になりやすくなります。血管は収縮し、血流が低下するため、体全体に酸素と栄養が回らなくなるからです。逆に副交感神経の活動レベルが高く、交感神経レベルが低い時には、アレルギー疾患やメンタルな病気(うつ病等)にかかりやすくなります。最後に両方の神経の活動レベルが極端に低い状態というのはいわゆる「冬眠」の状態ということが出来ます。
 毎日があわただしく過ぎてゆくこの現代に住む私たちの多くは交感神経レベルがいつも高い状態になっています。「企業戦士」という言葉があるように、猛烈サラリーマンはいつも戦闘状態に身を置いているため、まさに交感神経優位の状態でしょう。
 ではどのようにすればよいのでしょう。そうです。副交感神経のレベルを上げればよいのです。忙しい人は常に呼吸が浅くなっています。血管は収縮し血流はていかしています。これを改善するにはやはり「歩行」です。リラックスした状態で30分超える歩行により自律神経のバランスが改善されます。有酸素運動により血流は改善し、体の細部に酸素と栄養が供給されます。
 結論はいつも同じだなどと言わずに、さあ今日も歩きましょう。


*「ゆい」とは漢字で「結」と書き、人と人とを結びつけ助け合うという意味です。沖縄にも同意で「ゆいまーる」という言葉があります。

院長プロフィール 坂路孝夫 さかじたかお
接骨院院長写真
東京都北区生まれ。練馬区で小中高を過ごし、山梨大学にて精密工学を学ぶ。卒業後、日本製鋼所に入社。8年間半北海道室蘭にて石油精製所の脱硫塔の設計に従事。父の接骨院を継ぐため退職して現在にいたる。
資格:柔道整復師 診療放射線技師(厚生労働大臣免許)
趣味:散歩、脳内旅行(行きたい所をよく調べ、行ける日までイメージトレーニング)

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